川の道2014 最終日ゴール

食べれないので体が痛い。筋肉が死んでいく。
長い長い直線道路を終えて河川敷に出た。
深夜の信濃川。日本海は見えない。

時刻は深夜1:00すぎ。ゴールまで残8km。信濃川の河川敷に上り一人佇むと、暗闇から人影が現れた。
スタッフか?いや、女性のようだ、、
金髪ロンゲ(一目でズラと)、白マスク、赤いジャケット、白いミニスカートにハンドバックを持った「男」がこちらに歩いてくる。
幻覚か!
ウホッ!と叫ぶと男はひるんだ。かなりビビっている様子。
そりゃ、こっちも短パンにピカチュウだし、、ー怪しさでは五分五分。
ウホッ、ウホッ言いながら、かなり警戒している男をやり過ごし岬を目指す。
あのおっさんは、あそこで何をしてたんだろうか?仕事帰りなのだろうか?もうすぐゴールなのに、何てワンダーランドに迷い込んだものか。
岬にはスタッフとリタイヤしたZさんが居た。ご苦労様です。

記念撮影を終えて3.8km離れたゴールを目指す。
風が冷たい。ここの最後の少しの区間は本当にしんどかった。
河川敷を離れる最後の橋を渡ると、出会い頭に右手から金ズラのおっさんが出現。ビビった。向こうもビビった。
男は周回していたのだ!獲物を探してブラブラしてるのかな?ゾッとした。
(向こうもこいつ周回か!と思ったはず)
男は足早に川向こうへ立ち去った。元気なら付いていって色々と積もる話を聞きたかったけど、もう足があんまり無かったので、おっさんを見送ってゴールへ進む。

ついにゴール!感動のゴールと行きたかったけど、先ほどの不思議体験からさらっとしたゴールになった。とにかく終わった。
記録114時間33分(6日目だけどスタートが朝なので4日でゴールという事)
とりあえずビールをいただき、ねぎらいの言葉をいただいた。スタッフも疲れている。

風呂に入って湯船で2時間ほどウトウト。
睡眠不足だけど、体へのダメージはそれほど無い。足も今日寝れば、明日にはまた走れる。
後続のランナーもボチボチ到着している中、スタッフや近くのランナーに挨拶して、バスに乗って新潟駅から新幹線で帰路についた。

川の道を完走するのは長い間目標だった。気が遠くなる距離、去年の敗戦からどうすれば攻略できるか考え続けてきた。
今回はとにかく完走することが最低目標だった。
良いヒントをもらったのは大会直前にとある大会で知り合った方からの言葉だった。

川の道は旅だから、初日にこれから俺は5日間旅をするんだ!という身構えが出来ればあとは自然に行けるよと教えてくれた。
具体的なテクニックよりも気持ちの入れ方なんだなと思った。だから今回は初日の入り方に特に気をくばった。電車遅延で遅刻スタートしたけど、雨が降ってたけど、焦らずリラックスして、フォームに注意して自然に入れたのがよかったと思う。そして楽しめた。出会い、食べ物、風景、自然、いろんな時間を楽しく走れることが出来たのは何よりだった。
ジャーニーってこういう感覚なんだなと、これまでウルトラや大会では知らなかった感覚を味わえた事が今回の収穫だった。

また、HOKAという素晴らしいシューズに出会えた事で最後まで気持ちよく走ることができた。もうこの靴以外でこの距離は考えられない。
次回も川の道に出るならHOKAを選択すると思う。