萩往還140k

5月の話ですが。。今更書いてみる。

GWに萩往還140Kに初参加。
250kに出たかったのだが、140Kに出ないと250kに参加できない。
なので今年は140k。今思えば今年250kに出ても完走できなかったはず。
今回心がけたポイントは2つ

  • 最初はとばさない
  • 下りでまめをつくらないように走る

先の川越200kリタイヤを教訓として(情けない事に川越の後遺症で3.11はまともに歩けなかった。)何事があっても普通に走れる余裕を残しておくように心がけて臨む。靴はトラ用のアシックスT3を選択。コース路面具合が分からなかったのでトレイルシューズも考えたが、この靴をチョイス。ソールも磨り減ってヘタッているがなじんでいる。このレース完走して引退のつもり。

18時に山口市をスタートしてまずは瀬戸内海側の防府へ。鯖山峠はたいしたことない。防府を折り返し再び山口市内へ、ここから本格的な山道へ。50kまだ元気。寒さに備えて雨具を上だけ着る。
しばらく暗闇のロードを上ると萩往還道に入る。道が細く勾配がきつい。整備されている石畳。途中で知り合ったSさんfromTOKYOとともに上る。2人で照らすと明るい。もう一人ランナーが加わり3人で漆黒山中を進む。

突然、道の盛り上がりに気がつかず転ぶ。左手の平と膝をすりむく。手袋をしていなかったので皮が剥け流血。
大丈夫?と2人が駆け寄ってくる。大丈夫です。たいしたことないと言ったものの血をみるとかなり動転した。心拍数上がった。流れる血をペロペロしながら3人の末尾で走る。夜道の走り方を教えてくれた。

  • 歩道は街路樹の根っこで盛り上がっていることがあり転倒率が高くなるので避ける
  • 左側の車道は、後ろから来る車にはねられる可能性があるので、あえて右側車線を走る。対向車線右側を進むことで車に対して合図を送りやすい

なるほど。車の往来が少ない道路では合理的な進み方である。転ぶ事によって勉強になった。

佐々並エイド(64.7k)で手当をすませ、ここからは一人で進む。曲がり角でコースを記す白線目印があるがわかりにくい。

再び山道に入ると暗闇からキーキーとかククククと音がする。。不気味すぎる。ビビリが出てくる。遠くに車のライトや街灯がみえると安堵する。

時折、戻ってきた250kmランナーと暗闇ですれ違う。お疲れさまです!と声をかえると言葉にならないうめき声が返ってくる。。無言でトボトボ歩いていく。大変お疲れのご様子であります。

74.5k明木エイドの先で再びSさんに遭遇。道を間違ったらしい。再び2人で進む。山道を抜けて萩市内へ。もうすぐ夜があける。

第2cp萩城跡を目指すがランナーが居ないのと、目印が無いのでコースアウトに気がつく。タクシー運転手に聞いて位置を確認しコースに復帰するが少しロス。第2cp萩城跡85k。朝になった。おにぎりを2個食べて一人で先へ。

ここから250kmと同じコースになり多くのランナーと合流するので道を間違う事はない。ほとんどは歩き。声をかけて進むが返事がない。ここまで200kほど走ってきたランナーは疲れ果て、中には体を傾けて歩いている人(みんな右側に傾いている)や、道端に座って寝ている人もいる。
空が明るむ中、海岸沿いの道をcp3の虎ヶ崎に進む。朝の日本海が綺麗。潮風が気持ちいい。虎ヶ崎の入口は神々しい雰囲気。坂をのぼり半島をぐるっと回って第3cp椿の館96k。カレーを食べる。仮眠もできるらしい。寛いでいる人も多いが自分はすぐに出発する。海沿いのトレイルを走り岬を一周する。海風が心地よい。

100kを越えあと40kと思うと気が楽になる。日が高くなり気温が上がってくる。雨具を脱ぐ。良い体臭がしている。
暑くなってしまう前に山に入りたい。cp4の東光寺105kへ。ここのcpはフードが少ない。トイレに行って出発しようとしたところで応援にきていたTさんに遭遇。チームの250kランナーを待っているそうでまだ来ていないとのこと。少し話してビールをいただき別れる。暑くなってきた。

ここからは夜通し走ってきた道を戻るコース。山に入るがもう道を迷う心配は無い。しかし暑い。向こうから朝スタートした70kの選手達が走ってきた。たくさんのご苦労さんの声に元気になる。声援って本当にありがたい。
佐々並エイド(だったかな?)で豆腐を食べるが、エイド後の山に入りエネルギーが切れて走れなくなる。
ここまで着たら完走は間違いないので大人しく歩こうとも考えたが、なんとか20時間を切りたかった。車がすぐそばを飛ばす危険な車道とかんかん照りのアスファルトに挫けそう。。

どこまでも続く上りにげんなりして歩きだすも、1分走って2分歩くというルールを決めて走り出す。走って歩く。走って歩く。いつか必ず山頂がくるので何も考えずに走って歩くをリピートする。すると頂上らしきところが現れて後は下るのみ!でも下りのほうが足が痛くて上りと同じ程度のスピードしかだせない。上りで抜いた人たちにも簡単に下りで抜かれる。70kの折り返しランナーにも抜かれる。みんなまだまだ元気だね!
萩往還道が終わる辺りにはランナーがストック代わりに使っていた木の枝を道端に投げ捨てていた。この手頃な棒を来年別の誰かが使うかもしれないと考えると面白い。
町が見えて来た。ダムを通り過ぎれば後少し。まだどんどん抜かれるが、もうどうでもいい。ぼちぼちジョグで進む。
右に曲がると瑠璃光寺のゴールが見えた。手前にうどんのサービスがあるがゴールが先。お疲れさんの声を沢山いただく。みんな笑顔だが自分はどんな顔をしてたのか?

そしてゴール!19時間43分。29位。何とか20時間をきる。ドリンクと完走賞を頂き荷物置き場へ移動(これが遠い!)
約1キロ離れた銭湯には歩いていく足は無く、当然そのことを知っているタクシーに素早く乗り込み風呂へ。
何とも風情のある銭湯で汗を流して、さらにタクシーに乗り込み駅に向かう。帰りの新幹線を予約して、念願のビールを駅の立ち食い蕎屋でいただく。最高に美味い!思わずおかわり。

最後まできちんと走れたとは思えないが、まめを作らない走りはできたのでよしとする。
来年は250。。気が遠くなる。