ハセツネ完走記

ハセツネ完走記

UTMB記がまだ終わっていないのに取りあえずハセツネ完走記を先に。UTMBは年内に上げます!(汗)

さて、先週末に初めてハセツネ(日本山岳耐久レース)に参加してきた。
大変な人気大会でなかなか申込ができなかったここ数年。今年は震災の影響で春の大会が流れ、優先枠申込ができたので参加できた。
大会案内が1ヶ月前に来たので読んでみると、どうやらエイドが1カ所でフードは置いてないとのこと。
うーん、過酷。
試走を勧めていたので、大会2週間前に行ってきた。とてもしんどいコースでヒーヒー言いながら14時間かかった。水場もまともなのは後半の神社前の一カ所だけ。途中で都民の森で下山して少し補給できたので生還できたけど、これ知ってたら全部試走なんかやらなかった。足にも負担がかかりしばらく筋肉痛で何もできなかった。でも、事前にコースの感じがつかめたのと装備も検討できて良かった。そもそも大会前試走なんか初めて。

装備
上:ファイントラックのメッシュスキンにC3fitの半袖
下:ハーフタイツにTNFの半ズボン
足:C3fitのサポーター、靴下2枚、Salomonシューズ
バック:TNFの4Lとヒップバッグ
補給:2Lハイドレ水とCCD 、250mlフラスク予備水、250mlフラスクにベスパ1とべスパハイパー3個を水で薄めたもの、フラスク2個(それぞれpowergel3個)、カットしたパワーバー2枚、小さなおにぎり2個、カロリーメイト1箱、スポーツドリンク粉末1個
荷物: ヘットライト、ハンドライト、テーピング、ハンドクリーム、カッパ上のみ、ティッシュ、ゴミ入れ

雨予報が一週間前から出て当日も午後は止むが夜には降るとの予報だった。最低気温は17度。ハセツネの高度は低く、吹きさらしのところは少ないので寒くはないだろうと思っていた。スタート直前までカッパを持つか悩んだが持つ事にした。

当日、やはり武蔵五日市は小雨。やる気は下がり目。更衣用の体育館に行くとすでに人が溢れててる!なんとか2階の通路に場所を確保して更衣を済ませた。スタート15分前にスタート地点に移動。まだ小雨が降っている。寒くはない。
本日の作戦。雨が嫌い=できるだけ早くゴールしてビールを飲む。目標11時間台。なので、できるだけ渋滞回避するために最初から突っ込む。水がもつか心配なので節約する。後は 回りに人がいるので試走したときより楽でしょ、引っ張ってもらおう作戦。

スタート!道は多少ぬかるんでいたが酷くは無い。それよりも湿度が高くて蒸し暑い。第一チェックポイントで450番台とか言われたので(本当は300番台だった)、おそ過ぎか?と思いペースを少し上げた。できるだけ腹式呼吸を深く行い、心拍数を上げないようにつとめた。鼻ですって口ではく。はっきり聞こえるほどスゥーハー、スゥーハーしていると回りでもやりだす人がいて面白かった。調子は悪くなく、試走していたときよりも随分快調に進む事ができた。暗くなったのでライトを点ける。自分の汗で少し冷えて腹が痛くなったので道をそれて用を足した。スッキリするとまた快調に進む。登りの最高点である三頭山にとりかかり、少し足に疲労を感じたが難なくクリア、山頂で休まずにすぐに下る。月夜見エイドまで5km程度なので水を多めに消費し始める。カロリーメイトを流し込む。エイドに着く前の車道で全部飲み込んだ。

月夜見駐車場 第二チェックポイントでは 、水かポカリを1.5Lだけ補給が可能。ポカリは甘すぎるし、インシュリンショックの恐れがある。自分は水をチョイスして持参した粉末を入れる。すぐにスタートして歩きながら補給を多めに取ったら気持ち悪くなった。御前山の登りはとても辛かった。のどがとても乾いて避難小屋で水をがぶ飲みしようと思っていたが、霧で分岐が分からず結局補給できなかった。吐き気と少し痺れていたので脱水だなと思いゆっくり進む事にした。水は多めに取り続ける。大岳山は登りも下りも苦しく沢山抜かれてしまった。岩場を抜けて下って綾広の滝で水をがぶ飲みする。たぽたぽになったが脱水よりましだ。

神社の手間で第三チェックポイント。タイムも順位もどうでもいい。早くゴールしたかった。下り基調なのでできるだけ走るがスピードが上がらない。特に急な下りは足指が痛くなり始めていたので飛ばせなかった。下りはまだまだ弱い。日の出山の階段は歩いたが、他はほぼ走った。残り5kmの標識が見えたとき11時間40分を越えていた。キロ4分じゃないと11時間台は無理と分かったがとにかくベストをつくそうとペースを緩めず走った。後ろには3人ぐらい付いている。登りだと離れるが下りで追いついてくる。残り2kmで11時間58分。あーもうダメだ。ここで切れた。ペースがグンと落ちる。付いてきた3人にも置いて行かれる。急な下りでゆっくり下りていると後続からも次々に抜かれた。山を下り、住宅街に入りライトを消す。ハンドライトの電池がよくなかったのか光が弱まってきていた。危なかった。ゴールには深夜にもかかわらず人が沢山見えた。12時間17分でゴール、253位。最後は少しダレたけどこんなもんでしょう。

ゴール裏で無料の豚汁。ビールも売ってたけど持ち合わせがないので一旦体育館にもどり風呂の用意をして会場に戻り豚汁とビールをゲット! やっとゴール!
風呂への送迎バスに乗り込んで、10分ほどで宿に到着。芋洗い状態の風呂に入る。ここでもゴール!気持ちいい。 仮眠所が風呂の隣にあり、すでに多くが寝ていたがスペースを見つけて潜り込む。具合が良くなかった。胃腸の調子が悪い。眠いが落ちる事もできずにもじもじしていると6時になったので会場に戻る。電車に乗って帰るのだが、道中食べ物が手に入らず辛い状態が帰宅するまで続いた。

ハセツネは過酷です。コースも整備されていないところが多いし、運営もとてもホスピタリティに溢れた大会とは言えない。ゴール後の食べ物も持参しないといけないようです。なのに何故こんなに人気なのか今ひとつ理解できない。 ただし、スタートしてゴールまで、プロも初心者もまったく同じ条件というところは気に入っている。
来年も参加するか?わからない。でも練習には使うと思うこのコース。